江戸十七 ラジオデイズ

江戸十七のラジオの感想とエッセイ

第13回 南海放送でザ・ラジオショーがネットされる件

9月11日(水)のニッポン放送のナイツ ザ・ラジオショーを聴いていた所、9月30日(月)よりザ・ラジオショーがFnam南海放送ラジオ(以下南海放送)にネットされる事が発表されました。

月〜木のナイツ、金の中川家までが対象という事で、昼のワイド帯番組がネットされる事はかなり珍しい事だと思い、では南海放送はどんなラジオ局なのか?今の南海放送ではどんな番組をやっているのか?と興味が湧き、色々と調べて見ました。

 

南海放送愛媛県を放送対象地域とした放送局で中波ラジオ局としての南海放送は1953年10月1日開局。
周波数は1116kHz、91.7MHz、91.2MHzで、中継局はAMFM、休止中のを含めると15局でかなり多いです。
Fnam(エフナン)は2014年12月1日にワイドFMが開始された時に付けられた愛称で、2028年秋までにAM波を停止してFM局になることを目指しているようです。

 

さて今回のザ・ラジオショーがネットされる時間帯に今放送されている番組はTips(月〜金12:00〜16:00)という番組です。

タイトルは勿論、オープニングテーマ、ジングルもFMを意識した、恐らくはFM化が決まった時に企画された番組なのでしょう。

パーソナリティーは各曜日ひとりずつで、聴取者の曲のリクエストに応えつつ、生活情報を伝えるという地元密着のオーソドックスな作りになっています。

それ故に愛されてきた番組で、発表の翌日9月12日(木)には番組の終了を残念がるメールが数々読まれていました。

 

それに対して、ザ・ラジオショーはニッポン放送で2020年9月より始まった月〜土13:00〜15:30(土のみ〜15:00)の番組で、お笑いを中心とした番組です。

それまでの10年ほど番組が定着しなかった時間帯であり、個人的には遂にこの時間帯もお笑いになってしまうのか?とウンザリしましたが、聴いてみるとこれが結構面白いのです。

パートナーとして女性芸人や女子アナを採用しているのもバランスが取れているように思えます。

 

そんなザ・ラジオショーですが、現在やっているTipsとは全く趣が違う番組で、FM的なスマートな内容の番組から、お笑い中心のギャハギャハ笑って聴く番組に変わるわけで、南海放送の聴取者は果たしてついていけるのでしょうか?

お笑いは全国共通という点で心配はないのかもしれませんが、金曜日の中川不動産というコーナーは関東近郊の駅を取り上げるものなので、受け入れられるのでしょうか?

あるいはラジオリビング(通販コーナー)はそのまま放送されるのでしょうか?

 

などなど懸念はいくつもありますが、当ブログではネット後も見守っていこうと思います。